大衆芸能編 寄席

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登場人物と庶民の暮らし

時刻とお金の数え方「時そば」という落語には時刻の表し方として「九つ」とか「四つ(よつ)」という言葉が出てきます。また、そば1杯の値段が16文となっています。落語にも出てくる江戸時代の時刻の表し方やお金の数え方を見てみましょう。
時刻の数え方
辰刻法

辰刻法

不定時法

不定時法

武士は時刻の表し方に辰刻法(しんこくほう)を使いました。1日の始まりである現在の午前0時の前後2時間を「子(ね)の刻」、次の2時間を「丑(うし)の刻」というように十二支で表したものです。今でも昼の12時を正午といいますが、これは「午(うま)の刻」に当たるからです。午前、午後という表現も辰刻法からきています。

一方、庶民は時刻を数で表しました。午前0時が九つで、約2時間ごとに八つ(やつ)、七つと数が減り、四つ(よつ)まで行くと、再び九つになります。9は1桁の中で一番大きい数字なので縁起がよいという考えがあったため、九つから始まっています。本来、次はその2倍の18、その次は3倍の27なのですが、数字が大きくなって数えるのが大変なので10の位を取り除いて八つ、七つと表しているのです。「おやつ[お八つ]」という言葉はこの時刻の数え方からきています。また庶民は日の出が1日の始まりだと考えていました。そこで日の出である「明け六つ」から日の入りの「暮れ六つ」までを昼、「暮れ六つ」から「明け六つ」までを夜とし、それぞれを6等分しました。そのため季節によって昼と夜の長さが異なります。これを不定時法といいます。

お金の数え方

江戸時代の通貨は金(きん)・銀・銭(ぜに)の3種類が使われました。金はおもに江戸で使われ、銀はおもに上方で使われましたが、大工の支払いには江戸でも銀が使われています。また銭は庶民が使いました。

金は四進法になっていて、金1両が4分(ぶ)。1分が4朱(しゅ)です。ですから1両は16朱になります。

銀は匁(もんめ)で表しました。

銭は文(もん)で表し、1000文を1貫(かん)といいました。

金、銀、銭は別々の価値をもっていました。金1両は銀60匁、銭4000文という定めがありましたが、相場によって実際の両替率は変化しました。

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