大衆芸能編 寄席

寄席の芸能

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主な演目と種類

演目紹介
妾馬(めかうま)
概要 ジャンル:大名噺

無教養ですが、気持ちのさっぱりとした町人の八五郎(はちごろう)が、殿様と対面することとなり、勝手が分からず、とんちんかんなやりとりをするという噺(はなし)です。

八五郎が母親や妹を思いやる場面は、ほのぼのとさせられます。無教養だが気持ちのさっぱりとした兄、気立てがよく、しっかり者の妹という設定は、映画「男はつらいよ」の主人公・寅次郎と妹・さくらの設定と似ています。

八五郎が妹のおつるに話しかける場面では、落語家はおつるを演じることはしません。しかし、八五郎の語りかける様子で、目の前にかわいらしいおつるがいるように観客に想像させてしまいます。

あらすじ

裏長屋に住む孝行娘・おつるが大名の目にとまって側室となり、殿様の跡継ぎとなる男の子を生みました。おつるの希望で兄の八五郎が屋敷へと招かれます。殿様にはていねいな言葉を使わなければならないと家主(いえぬし)に教えられてきた八五郎ですが、勝手が分からず、とんちんかんなやりとりをします。殿様に普段通りに話してよいと許されると、友だちに話すような調子でしゃべり出します。酒を勧められ、気持ちよく酔ったところで初めて、おつるがいることに気づき、「皆さんにかわいがられるようにしろ」とやさしい言葉をかけます。さらに、身分違いのために孫に会うことができないことを母親が嘆いていたと語るくだりは涙をさそいます。殿様は八五郎の気性を気に入り、武士に取り立てます。

注釈:ここでは、国立演芸場 第121回 花形演芸会、春風亭一朝が演じた噺をもとに、「あらすじ」を紹介しています。

緊張している八五郎は、普段使わない言葉を殿様が話したので、とんちんかんなやりとりをしてしまいます。酒を飲み、気持ちが落ち着くと目の前に妹がいることに気づきます。

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