大衆芸能編 寄席

寄席の芸能

大衆芸能のあらまし
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  • 太神楽
  • 奇術
  • その他の芸能

主な演目と種類

演目紹介
百年目(ひゃくねんめ)
概要 ジャンル:お店噺

昔の商店では、店を取り仕切る一番番頭に、いかに権限があったかを示す噺(はなし)です。大旦那が番頭に店の者をいたわる心をもてとさとす場面は、現在の人間関係にも共通するもので、教えられるところがあります。この大旦那の言葉は会社や学校など上下関係の存在するところで、目上の者が気をつけなければならない大切な教えを述べています。

また花見の場面も陽気で楽しく、聞きごたえのある一席です。

あらすじ

大きな商店の一番番頭である治兵衛(じへえ)は店の者に小言ばかり言っているので、皆にけむたがられています。春のある一日、治兵衛は店の用事だと言って店を出ましたが、実は内緒で花見に出かけたのでした。酔っ払って向島(むこうじま)で芸者や幇間(ほうかん:宴席で芸を見せ、場を盛り上げる役割の男性。たいこもち)と遊んでいるところを大旦那に見つかってしまいました。酔いもさめ、あわてて店に戻りますが、何も手につかず、病気と称して2階に上がってしまいます。まんじりともできずに夜を明かすと、大旦那に呼ばれました。怒られると思っていたら、日ごろの働きぶりをほめられました。ただし、上に立つ者と下の者とは持ちつ持たれつの関係にあるのだから、下の者をもう少しいたわれと優しくさとされました。

注釈:落語は演者の演出によって、固有名詞やあらすじなどに違いがあることがあります。

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