大衆芸能編 寄席

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主な演目と種類

演目紹介
小言幸兵衛(こごとこうべえ)
概要 ジャンル:長屋噺

年をとると心配性になったり、口やかましくなったりするという姿を誇張して描き、笑いを生んでいる噺(はなし)です。もともと家主(いえぬし)は長屋の人々が安心して住めるように、新しく借りにきた人をしっかり調べなければいけないという考えから生まれた噺です。

幸兵衛(こうべえ)が長屋を借りにくる人の商売をたずねているのは、同じ商売が長屋にあったら新しく借りる者も、すでに商売をしている者も困るからという親心からです。

あらすじ

麻布古川に住む家主・幸兵衛は、小言ばかり言っているので小言幸兵衛と呼ばれています。若い豆腐屋が長屋を借りにきました。女房を持って長いのにまだ子供がいないと聞き、そんな女房は離縁をしろと言ったために、幸兵衛は豆腐屋を怒らせてしまいます。次に仕立屋が借りにきました。ていねいな言葉づかいに気をよくしますが、息子がまだ嫁をもらっていないと聞いて心配し始めます。「目の前には古着屋が住んでいて、年頃の娘がいる。仕立屋と古着屋と商売としても相性がよく、ふたりは将来を約束する仲になるだろう。古着屋は娘1人しかいないから、お前の息子を養子にやれ」と迫ります。しかし仕立屋は「うちも1人息子なので養子にはやれません」と断ります。「それでは2人は一緒になれず、心中をはかるだろう」と、幸兵衛の妄想は広がり、芝居の心中の場面を演じ始めます。

注釈:ここでは、国立演芸場 第372回特別企画公演、桂歌丸が演じた噺をもとに「あらすじ」を紹介しています。

家を借りに来た仕立屋の息子にはまだ嫁がいないと聞いた家主・幸兵衛は、目の前に住む古着屋の娘と心中することになるかも知れないと勝手な心配を始めます。

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