大衆芸能編 寄席

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コラム

コンビの相性の面白さ血の繋がった演者が、漫才のコンビを組むこともあります。兄弟、姉妹、親子、夫婦など、肉親同士のコンビは、他人が相手ではまねのできない、間の取り方や呼吸のよさを発揮することがあります。
兄弟コンビ・中川家

兄弟コンビ・中川家

かつて兄弟コンビの名人に、夢路いとし(ゆめじいとし)・喜味こいし(きみこいし)がいました。彼らの漫才には、他人同士ではまねのできない独特の呼吸のよさがありました。それはどこからくるのでしょうか。

弟・こいしが、兄・いとしについて記した面白い文章があります。

「漫才の時、私は気短だから、面白くないことがあればすぐに顔に出る。だから舞台でも自然、トゲトゲしくなるであろう。客の笑わない場合はすぐに兄貴に当たる。例えば顔をにらみつけたり、手をつねったり、足をふんだり、イキをはずしたりするが、兄貴は知らん顔である」「私がネタを変えようといっても、きめたネタ以外は絶対に変えない。それでよく意見が衝突する、だが兄貴はいう。『どんなネタでもその時のお客さんに合わしてやれ』と。そうかもしれない。だが私は不満である。といって、兄貴の方がうまいのだからいいようがない」
(上方風流創刊号)

兄弟ならではの遠慮のなさと愛情が、他人同士では出せない味わいを生んでいることが伝わってきます。現在でも、中川家(なかがわけ)などが兄弟コンビとして活躍しています。

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