大衆芸能編 寄席

  • サイトマップ
  • クレジット
  • このサイトについて
  • 索引
  • 寄席早わかり
  • 寄席の芸能
  • 寄席の歴史
  • 寄席への招待
前のページにもどる

寄席の芸能

大衆芸能のあらまし
  • 落語
  • 講談
  • 浪曲
  • 漫才
  • 太神楽
  • 奇術
  • その他の芸能

芸の特徴

歴史物語を読み上げる講談には、さまざまな種類の物語があり、史実がもとになっている物語にも大胆なフィクションが加わっています。しかし講談には本来、歴史に学ぶ精神が根本にありました。そして「耳学問」として伝承されてきた面があります。
『講談読切一席』 講談の登場人物を、有名な役者が演じているように見立てて錦絵に描いたもの。 左:市川團十郎の河内山宗真。文章は松林亭伯圓の講談による 中:中村宗十郎・市川團十郎の曽我兄弟。文章は一龍斎貞山の講談による 右:中村芝翫の関羽。文章は濤声舎千山の講談による

『講談読切一席』
講談の登場人物を、有名な役者が演じているように見立てて錦絵に描いたもの。
左:市川團十郎の河内山宗真。文章は松林亭伯圓の講談による
中:中村宗十郎・市川團十郎の曽我兄弟。文章は一龍斎貞山の講談による
右:中村芝翫の関羽。文章は濤声舎千山の講談による

講談には、さまざまな種類の物語があります。例えば源氏と平家の争乱や、南北朝時代、戦国時代などの戦(いくさ)や武将の物語。江戸時代の彫刻の名人・左甚五郎(ひだりじんごろう)をはじめとする名工・名人伝。力士伝。医師などの偉人伝。大荒れの海の中、紀州から江戸へみかんを運んで財産を成した紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)などの豪商の物語。歌舞伎俳優の物語。政談と呼ばれる、大岡越前守(おおおかえちぜんのかみ)などの、粋なお裁きの物語。さらに侠客伝(きょうかくでん)、怪談、白浪物(しらなみもの)と呼ばれる盗賊の物語など。また、現代が舞台となる新作や、外国の物語も演じられています。

しかし軍記物を中心として成立した歴史をながめると、講談の根本には、歴史に学ぶ精神があることが分かります。歴史物語を読み上げるのを聞いて学ぶ「耳学問」として、講談は伝承されてきた面があります。そこに娯楽要素が加わるにつれ、扱われるジャンルも広がり、物語の楽しさを求めて大胆なフィクションも取り入れられ、「講釈師、見てきたようなうそをつき」といわれるようになりました。

ページの先頭に戻る