大衆芸能編 寄席

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主な演目と種類

演目紹介
赤垣源蔵(あかがきげんぞう)・徳利の別れ(とっくりのわかれ)
概要 ジャンル:義士物

講談師を詠んだ代表的な川柳に「冬は義士、夏はお化けで飯を食い」とあるくらい、『赤穂義士伝(あこうぎしでん)』は講談の代表的な演目です。元禄 14 年(1701 年)に起きた、江戸城で赤穂藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)に斬りつけて切腹を命ぜられた事件。翌年に内匠頭の家来が吉良邸に押し入って上野介を討ち取り、内匠頭の仇討ち[敵討ち]をした事件。『赤穂義士伝』は、この2つの事件に関連した、さまざまな物語を総称したものです。一般的には「忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」の名で知られています。刃傷(にんじょう)事件から吉良邸討ち入りまでの流れを追ったのが「本伝」、家来47人の逸話を「銘々伝(めいめいでん)」、事件を取り巻く人々の物語を「外伝」と分類します。

『赤垣源蔵・徳利の別れ』は、兄弟の心温まる愛情が描かれていて、「銘々伝」の中でも人気の高い名作です。

あらすじ

吉良邸討ち入りを深夜に控えた、元禄15年(1702年)12月14日の夕方のこと。討ち入りに加わる赤垣源蔵は別れを告げるため、雪の降る中、兄・塩山伊左衛門(しおやまいざえもん)の住まいへとやってきました。ところが兄は不在でした。仕方なく、壁に掛かった兄の羽織の前で持参した酒を飲んで帰ります。伊左衛門は源蔵が別れのあいさつに来たと聞き、会えなかったことを悔やみます。

朝になると、江戸の町は赤穂の浪士が吉良邸に討ち入って敵討ちをしたという話題で持ち切りでした。伊左衛門は下働きの市助(いちすけ)を呼び、討ち入りから引き上げてきた浪士の中に源蔵がいるか、確認に走らせます。市助は一行の中に源蔵がいるのを見つけ、形見の品を渡されて戻ります。伊左衛門は市助から一部始終を聞くと、源蔵が置いていった徳利を手にし、残っていた酒を飲み干しました。

注釈:ここでは、国立演芸場 第405回特別企画公演、8代目一龍斎貞山の公演をもとに、紹介しています。

吉良邸討ち入りを果たした赤穂義士たちが引き上げてきた様子を心地よい調子で、格調高く朗々と読み上げる場面は、本作の聞きどころの一つです。

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