大衆芸能編 寄席

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寄席の芸能

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コラム

同じ演目が落語、浪曲に講談の演目が、その面白さから、落語や浪曲など他の演芸に移入されることがあります。逆に、落語などの人気演目が講談に移されることもあります。同じ題材を異なる演芸で聞き比べてみてはいかがでしょう。
『芝居の喧嘩』を演じる4代目宝井琴調 『芝居の喧嘩』は講談から落語へと移入された

『芝居の喧嘩』を演じる4代目宝井琴調
『芝居の喧嘩』は講談から落語へと移入された

紺屋(こうや)の職人が、一途に思いつめた高尾太夫(たかおだゆう)に永年の思いを告白するという恋物語『紺屋高尾(こうやたかお)』は落語の名作として知られています。しかしこの物語は浪曲でも有名な作品です。また講談で聞くこともできます。

このように異なる話芸で聞き比べることができる演目があります。

江戸初期の伝説の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)の物語も落語、講談、浪曲のすべてで聞くことができます。もともとは講談で演じられた連続ものでした。講談では甚五郎の生涯にわたるさまざまなエピソードが作られていて、それを毎日連続で聞かせていました。笑いも多いので、落語でも浪曲でも演じられるようになりました。

相撲の演目や、大岡越前守(おおかえちぜんのかみ)などのお裁きの演目も、講談から落語や浪曲に移入されています。

これに対して落語から講談、浪曲へと移入されたものもあります。その代表は三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)が創作した作品の数々です。圓朝は『怪談牡丹灯籠(かいだんぼたんどうろう)』や『塩原多助(しおばらたすけ)』など、多くの作品を創作していますが、それは落語家である圓朝自身が演じるためのものでした。ところがこれらの作品は速記本として売り出され、そこから講談や浪曲でも演じられるようになりました。

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