ジャグリングでよく演じられる芸には「ボールジャグリング」があります。いくつものボールをお手玉のように扱う芸です。
「シガーボックス」は3つの箱をそろえ、両脇の箱を押さえて持ち上げます。その状態から箱を投げたり、持ち替えたりして、もとの状態で受け取るというものです。元はシガー、つまり葉巻を入れる箱を使ったことからこの名がついています。
「デビルスティック」は、1本の棒を2本のスティックで操る芸です。難度を高めて、真ん中の棒をほうきやテニスラケットで行う場合もあります。
「中国独楽(ちゅうごくごま)」はひもでつながっている2本の棒を左右の手で持ち、このひもの上で2つのお椀の底をくっつけたような、真ん中にくびれのある特殊な独楽を操る芸です。独楽を空中に投げたり、ひもの上を上下に移動させたりします。2個以上の独楽を操ることもあります。
「シェイカーカップ」は金属製のカップを逆さにして、積み重ねた状態から投げ上げて、再びもとの状態でキャッチするという芸です。
ジャグリングは太神楽曲芸とは異なる激しい体の動きがあり、それがこの芸の魅力にもつながっています。