複数の演者が、医者と患者とか、先生と生徒、宿屋の番頭と客といった役柄を決めて演じるのがコントです。役柄に合った衣装をつけることが多く、笑いのあるストーリーを展開していきます。時には小道具なども使用します。
コントも演者の個性が発揮されます。時代劇コントや忍者コントといった特定のコントしか行わないグループもあれば、持ち時間の間にショートコントをいくつも演じていくグループもあります。また青空球児・好児(あおぞらきゅうじ・こうじ)のように、持ち時間の前半は漫才ですが、途中からメロドラマのパロディーなどのコントに変化するというものもあります。
このほか、1人でサラリーマンやOLなどに扮して世相風刺を行うコントもあり、これはひとりコントと呼ばれています。
コントの演者には、演劇の世界からお笑いに転向した者も多いという特徴があります。