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朝薫五番 女物狂(おんなものぐるい、ヲゥンナムヌグルイ)

聴きどころ

人盗人は歌と人形で亀松をひきつけます
『女物狂』2006年8月27日 国立劇場おきなわ
公演情報

聴きどころ 1

人盗人(ひとぬすびと)が子どもをだまして連れ去る場面では、人盗人が子どもをひきつけるために歌[しいやぽう節(シーヤープーブシ)]を歌います。登場人物が歌う演出が使われているのは、この場面だけです。

「しいやぽう節(シーヤープーブシ)」
[詞章] [読み] [現代語訳]
ゑいゑい、 ヱーヰーヱーヰー エーイーエーイー[囃子(はやし)] ※
四月がなれば シングヮツィガナリバ 四月になると
梯梧の花咲きゆり、 ディグヌハナサチュイ デイゴの花が咲き
暗さある山ん ◯ クラサアルヤマン 暗い山も
明るくなゆさ ◯ アカクナユサ 明るくなるよ
しいやぽう しいやぽう。 シーヤープー シーヤープー シーヤープー シーヤープー[囃子] ※

聴きどころ 2

子どもを失い、狂い笹(くるいざさ)を持って登場する母の悲しみが伝わる、「散山節(さんやまぶし)」も聴きどころです。

「散山節(さんやまぶし)」
『女物狂』2006年8月27日 国立劇場おきなわ 公演情報
[詞章] [読み] [現代語訳]
この世にが居ゆら、 クヌユニガヲゥユラ この世にいるのか
後生が又やゆら、 グショガマタヤユラ あるいはあの世にいるのか
玉黄金一人子 タマクガニチュイグヮ 大切な一人子は(どこにいるのか)
定めぐれしや。 サダミグリシャ 分からない

聴きどころ 3

正気を失った母は、座主(ざす)[住職]の質問に答えますが、座主「年頃やいくつ」、母「七ツ」、座主「名は」、母「亀松」というように、短い言葉でやり取りされ、ただならぬ様子を表しています。

座主詞
[詞章] [読み] [現代語訳]
ゑい、女、 ヰー、ヰナグ これ女よ
失なたるわらべ ウシナタルワラビ 失った子供は
年頃やいくつ。 トゥシグルヤイクツィ 歳はいくつか
母詞
七ツ ナナツィ 七歳
座主詞
名は。 ナワ 名前は
母詞
亀松。 カミマツィ 亀松
親子は無事に再会を果たします
『女物狂』2006年8月27日 国立劇場おきなわ
公演情報

聴きどころ 4

最後の親子の再会では、「東江節(アガリエブシ)」が歌われます。母と子の「愛しい子よ生きていたのか」「やあ母上よ」というせりふの言葉尻に重ねて歌い始めることで、互いの感動を音楽が最大限に高めています。これを「仮名掛け(かながけ)」といい、組踊の代表的な演出法の1つです。また通称「アーキー」と呼ばれるこの「東江節」は、前奏無しで高音から歌い始める難易度の高い技法です。

「東江節(アガリエブシ)」
[詞章] [読み] [現代語訳]
あゝけ、生ち居ため。 アーキー イチチヲゥタミ ああ、生きていたのか
  • 朝薫(ちょうくん)の五番
    • 二童敵討(にどうてきうち)
    • 執心鐘入(しゅうしんかねいり)
    • 銘苅子(めかるし)
    • 孝行の巻(こうこうのまき)
    • 女物狂(おんなものぐるい)
  • その他の主な演目
    • 万歳敵討(まんざいてきうち)
    • 義臣物語(ぎしんものがたり)
    • 手水の縁(てみずのえん)
    • 花売の縁(はなうりのえん)
    • 大川敵討(おおかわてきうち)
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    • 新作組踊 十六夜朝顔(いざよいあさがお)
 

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