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朝薫五番 二童敵討(にどうてきうち、ニドーティチウチ)

鶴松と亀千代は、阿麻和利に踊りを見せます
『二童敵討』2007年6月24日 国立劇場おきなわ
公演情報

概要・あらすじ

概要

作者:
玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)
初演:
1719年。尚敬王(しょうけいおう)冊封(さくほう)の宴(うたげ)で上演。
別名:
『護佐丸敵討(ごさまるてきうち)』
登場人物:
阿麻和利(あまわり)、供1、供2、供3、鶴松、亀千代、母、きやうちやこ持
主な登場人物の相関図

あらすじ

天下取りの野望に燃える勝連城(かつれんじょう)主の按司(アジ)[城主]、阿麻和利が登場します。阿麻和利は、首里王府(しゅりおうふ)に偽りを言って、邪魔な中城城主・護佐丸を攻め滅ぼします。そして、護佐丸を討ち取ると同時に、その子ども達も殺しました。近い内に首里王府へも攻め入ろうと考えている阿麻和利は、野に出て酒宴を広げ遊び、勝ち戦のための願を掛けようと準備を言いつけます。

ところが、阿麻和利が殺したと思っていた護佐丸の遺児鶴松と亀千代の兄弟[二童]は、実は生きていました。落城の際に敵の目を逃れた鶴松と亀千代は、母のもとで成長し、父の敵(かたき)を討つ機会を狙っていました。そして、阿麻和利が野遊びをすると聞きつけた2人は、仇討ち(あだうち)に向かいます。

阿麻和利一行が酒盛りをしているところに、踊り子に変装した鶴松と亀千代が近づきます。阿麻和利に所望(しょもう)されて踊る2人。2人の踊りを見て気分を良くした阿麻和利は、褒美(ほうび)として、自らの大団扇(おおうちわ)と太刀(たち)を与えます。さらに気分を良くした阿麻和利は、自ら着ている羽織(はおり)なども、次々に与えます。そして、丸腰になった阿麻和利のすきを見逃さず、2人は首尾よく父の敵を討ちます。

  • 朝薫(ちょうくん)の五番
    • 二童敵討(にどうてきうち)
    • 執心鐘入(しゅうしんかねいり)
    • 銘苅子(めかるし)
    • 孝行の巻(こうこうのまき)
    • 女物狂(おんなものぐるい)
  • その他の主な演目
    • 万歳敵討(まんざいてきうち)
    • 義臣物語(ぎしんものがたり)
    • 手水の縁(てみずのえん)
    • 花売の縁(はなうりのえん)
    • 大川敵討(おおかわてきうち)
    • 新作組踊 真珠道(まだまみち)
    • 新作組踊 十六夜朝顔(いざよいあさがお)
 

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