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組踊の歴史

組踊の展開

田里朝直の仇討ち物の1つ、『義臣物語』
『義臣物語』2007年9月15日 国立劇場おきなわ
公演情報

玉城朝薫後の組踊

組踊は、琉球王府が中国皇帝の使者である冊封使(さくほうし)歓迎のために上演することから、演目のテーマの多くは、儒教道徳の「忠」[国や王につくすこと]「孝」[親につかえ、大切にする]を中心に選ばれました。

組踊の創始者・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)と同時代の平敷屋朝敏(へしきやちょうびん)が創ったといわれる『手水の縁(てみずのえん)』は、組踊には珍しい「恋愛」をテーマにした演目です。

朝薫が創作した「朝薫五番」の次に組踊が御冠船踊(おかんせんおどり)で上演されたと記録に残されているのは、1756年、尚穆王(しょうぼくおう)の冊封のときでした。このときの踊奉行(おどりぶぎょう)[御冠船踊を担当する役職]は田里朝直(たさとちょうちょく)です。
田里朝直は、朝薫と平敷屋朝敏に組踊を学び、2人に並ぶ組踊の作者の1人といわれました。
1756年に上演した田里朝直の『万歳敵討(まんざいてきうち)』『大城崩(おおぐすくくずれ)』『義臣物語(ぎしんものがたり)』は、仇討ち(かたきうち)を扱う代表的な演目です。
田里朝直は、組踊のテーマの方向性をそれまでの「忠」「孝」から「忠」に特化した仇討ち物を多く書いて、その後の組踊に影響を与えました。

琉球王府は、1866年最後の冊封のときまで御冠船踊として組踊を上演し、その発展を図ってきました。

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