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役柄と扮装(ふんそう)

若衆(ワカシュ)

琉球王朝では宮廷に仕える成人前の男子を若衆とよんでいました。
若衆の扮装は、沖縄の伝統的な染物・紅型(びんがた)の色鮮やかな振袖衣装です。若い女性の可憐さを意識しており、髪型や頭部の装いをはじめ、赤い足袋などに艶やかさが感じられます。
『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』に登場する中城若松(なかぐすくわかまつ)の扮装を紹介します。
  • 後ろ

『執心鐘入』中城若松

髪型:
頭頂部に結い上げる「マー結い」。巻いた髪束を見せない。髪には簪(かんざし)、作花(つくりばな)、金銀の水引(みずひき)[バサラ]を挿す。
頭巾:
額に半向頭巾(はんこうずきん)を締める。
衣装
紅型の振袖と帯、足には脚絆(きゃはん)と赤足袋を着用する。若松は道行(みちゆき)という旅の場面を表すために、紫の帯で衣装の裾を上げる。

宮城茂雄/『執心鐘入』中城若松

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