歌舞伎編「黙阿弥」

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TOP > 取り巻く人々 > 周囲の人々(江戸期)
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取り巻く人々

周囲の人々

江戸期
明治期

仮名垣魯文(かながきろぶん) 文政12年[1829年]~明治27年[1894年]

 幕末から明治にかけて活躍した戯作者(げさくしゃ)です。江戸京橋の魚屋に生まれ、花笠文京(はながさぶんきょう)という人の弟子となって小説や瓦版などを手掛けました。明治期(1868年~1912年)には『西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)』などの作品で人気をとりましたが、後には『横浜毎日新聞』『仮名読み新聞』などに関係するなど幅広く活躍し、新聞小説の源流となる「続き物」なども執筆しています。黙阿弥とは幕末期に流行した「三題噺の会」などで交流があり、雑誌に黙阿弥のエピソードなども紹介しています。

山々亭有人(さんさんていありんど) 天保3年[1832年]~明治35年[1902年]

 幕末から明治にかけて活躍した戯作者です。幕末期には主に男女の恋愛を主題にした人情本(にんじょうぼん)を書き、明治期には執筆活動のほかに『東京日日新聞(とうきょうにちにちしんぶん)』『やまと新聞』などの立ち上げに参加しました。黙阿弥とは「三題噺の会」などで交流があったほか、作品の題材を提供したりもしています。

三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)天保10年(1839年)~明治33年(1900年)

豊春国周画
『塩原多助一代記』
(右)三遊亭円朝

 近代を代表する落語家で名人の誉れ高く、『怪談牡丹灯籠(かいだんぼたんどうろう)』などの創作でも知られています。黙阿弥より20歳ほど年下になりますが、「三題噺の会」では黙阿弥原作の落語『鰍沢(かじかざわ)』を自分の演目にするなどの交流がありました。明治期には、英国の孝子伝を題材とする円朝の翻案作品『英国孝子之伝(えいこくこうしのでん)』を黙阿弥が脚色した『西洋噺日本写絵(せいようばなしにほんのうつしえ)』(明治19年[1886年])が上演されています。

細木香以(さいきこうい)文政5年(1822年)~明治3年(1870年)

 江戸の裕福な商家に生まれ、通称を津国屋藤次郎(つのくにやとうじろう)といって、津藤とも呼ばれました。狂歌(きょうか)や俳諧(はいかい)に堪能で、役者や相撲取りのパトロンとしても知られ、若い頃の黙阿弥も贔屓(ひいき)になっていました。晩年は没落して下総(しもうさ)に引きこもっていましたが、黙阿弥は昔の恩義を忘れず何かにつけて援助していたといいます。黙阿弥には作品のヒントを提供したこともあります。

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