歌舞伎編「黙阿弥」

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作品の紹介

代表作品

天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)

概要
あらすじ
鑑賞のポイント
コラム
『天衣紛上野初花』
国立劇場第247回歌舞伎公演
平成17(2005)年12月
悪に強きは善にもと

 北村大膳(きたむらだいぜん)に正体を見抜かれた河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)は開き直り、それまでは「人違いばしめさるるな」(人違いをなさらないよう)というように、あくまでも高位の僧らしい言葉使いをしていたのが、打って変わって「ええ、仰々しい静かにしろ」などと伝法(でんぽう)な口調になります。
 さらに、玄関先にどっかり座ると「悪に強きは善にもと……」と、大悪人ほど心を改めると大きな善をなすものだということわざを引き、上州屋(じょうしゅうや)の後家の嘆きを見て、上野輪王寺宮(うえのりんのうじのみや)の使僧と偽って上州屋の跡取り娘の浪路(なみじ)を取り戻す計画を立て、まんまとしおおせたと思ったところへ、思いがけなく大膳の邪魔が入ったと語ります。そして、自分を幕府へ突き出すか、事を荒立てずにこのまま使僧として見送るかどちらかにしろ、とあくまでも強きに迫るのでした。
 宮の使いの高僧から悪事に馴れた御数寄屋坊主(おすきやぼうず:江戸城中で将軍や幕府の諸役人に茶を出すなどの役を勤める職)へと、言葉も雰囲気もがらりと変身するところや、大名家の権威も恐れない痛快な啖呵(たんか)が魅力的な場面です。

舞台映像おもな出演者
「松江邸書院の場」
使僧北谷道海(河内山宗俊):[9]松本幸四郎

「松江邸玄関先の場」
使僧北谷道海(河内山宗俊):[9]松本幸四郎
近習頭宮崎数馬:[11]市川高麗蔵
重役北村大膳:松本幸右衛門
家老高木小左衛門:[4]市川段四郎
松江出雲守:[8]坂東彦三郎

「入谷大口寮の場」
三千歳:[5]中村時蔵
片岡直次郎:[7]市川染五郎

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