能楽を好み、優美な芸風で人気を博した古浄瑠璃(義太夫節成立以前の浄瑠璃)太夫です。近松は、加賀掾が率いる宇治座で作者修業を始めました。
大坂・道頓堀で竹本座を旗揚げし、近松と提携して義太夫節の創始者となった太夫です。近松が執筆した浄瑠璃作品の多くが、義太夫へ提供されました。
都万太夫座の座本(ざもと・興行責任者)を務め、元禄歌舞伎の中心的な役割を担った歌舞伎役者です。近松は藤十郎と提携し、彼の芸風を活かした歌舞伎作品を執筆しています。
『曽根崎心中』大ヒット後、竹本座の運営を任されることになった座本(ざもと・興行責任者)です。近松を座付作者に迎えた出雲の手腕は、竹本座の繁栄を導きました。