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主要作品紹介 【しんじゅうよいごうしん】

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見どころ

場面(一):上田村の段
場面(二):八百屋の段
場面(三):八百屋の段
場面(四):道行思ひの短夜

映像解説/うえだむらの段

 当時、婚礼の際に、娘が離縁されて戻ることがないよう、願いを込めて門火を焚く風習がありました。しかし本来は、二度と戻らない死人の棺桶を送り出す時に焚くものだったのです。お千代(おちよ)の姉・おかるは不吉と思いながらも、父の言いつけ通り、門火を焚いて半兵衛(はんべえ)夫婦を送り出します。映像は、病気であるお千代の老父が、家を出ていく半兵衛夫婦に、万感の思いで「灰になっても帰るな」と、声をかける場面です。結局、これが老父との最後の別れとなり、半兵衛夫婦は心中することになるのです。

『心中宵庚申』
国立劇場第163回文楽公演 2008(平成20)年5月
「上田村の段」[7]竹本住大夫・[5]野澤錦糸
「八百屋の段」[8]豊竹嶋大夫・竹澤宗助
「道行思ひの短夜」竹本津駒大夫(お千代)・[3]豊竹英大夫(半兵衛)・[2]鶴澤清友・竹澤團吾・他
女房お千代:[3]吉田簑助
姉おかる:吉田文雀
島田平右衛門:桐竹紋寿
伊右衛門女房:桐竹勘寿
八百屋半兵衛:[3]桐竹勘十郎
*作曲=[2]野澤喜左衛門(八百屋の段)
*作曲=野澤松之輔(道行思ひの短夜)
*振付=澤村龍之介(道行思ひの短夜)

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