主要作品紹介

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主要作品紹介【こくせんやかっせん】

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異国情緒あふれる虎狩りの場面

コラム

17ヶ月のロングランヒット
  •  竹本義太夫(たけもとぎだゆう)の死後、看板太夫を失った竹本座が、起死回生を狙って上演したのが『国性爺合戦』です。近松が腕によりをかけて執筆した本作は、重要な甘輝館(かんきやかた)の場面を、期待の若手・竹本政太夫(たけもとまさたゆう)に語らせ、豊竹座(とよたけざ)からも応援を呼んで上演されました。
  •  中国を舞台にした異国情緒の珍しさも手伝ってか、本作は正徳5年(1715年)から同7年までの3年越し、17ヶ月も続くロングランヒット作となります。近松は『国性爺合戦』の成功について、知人に宛てた手紙に、『国性爺合戦』が大はやりで、五月人形の甲(かぶと)や幟(のぼり)、うちわの絵などにも描かれていると記しました。その上で、「野も山も、こくせんや、こくせんやにて御座候」と、自慢しています。

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