主要作品紹介

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主要作品紹介 【めいどのひきゃく】

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梅川と遊女たち

コラム

世話物に登場する「遊女」
  •  近松の書いた世話物の多くに、遊女が登場します。『冥途の飛脚』の梅川(うめがわ)をはじめ、近松の描いた遊女のほとんどが、身分の低い遊女です。
  •  遊女の身分には上下の差があり、当時の京都・大坂では、4段階に分かれていました。最高級の遊女を「太夫(たゆう)」といい、次に「天神(てんじん)」、「囲(かこい)」と続き、最下級が「見世女郎(みせじょろう)」です。梅川は、この見世女郎でした。

 見世女郎は、遊郭の店先で、大きな鳥かごのような格子「見世格子(みせごうし)」の中から、客を招きました。揚げ代(あげだい・遊女や芸者を呼んで遊ぶための代金)も安く、あたかも見本品のように、格子越しに客の視線にさらされる、つらい身分だったのです。近松は、こうした下級遊女たちを、情が深く、優れた心ばえを持った主人公とし、恋の物語を描きました。

 なお、『冥途の飛脚』で、梅川の仲間として登場している遊女「鳴戸瀬(なるとせ)」「千代歳(ちよとせ)」は、当時の実在の遊女です。他にも、実在する遊女や茶屋の名前が登場します。『冥途の飛脚』は、当時の観客への、遊郭の紹介も兼ねていたのです。

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