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主要作品紹介【そねざきしんじゅう】

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見どころ

場面(一):生玉社前の段
場面(二):天満屋の段
場面(三):天満屋の段
場面(四):天神森の段

映像解説/てんまやの段

 中の巻「天満屋の段」では、お初(おはつ)が縁の下に隠した徳兵衛(とくべえ)と、足を使って意思のやりとりをする場面がみどころです。映像では、お初に「死ぬる覚悟が聞きたい」と独り言めかして問われた徳兵衛が、お初の足首を自分の喉(のど)に押し付けて、自害(じがい)すると知らせています。
 九平次(くへいじ)は、徳兵衛が死ぬはずはないが、もし死んだなら今度は自分が馴染み客になってやろう、とお初に迫ります。それに対しお初は、そんなことになったなら「こなた(あなた)も殺すが合点か」と言い放ちます。続く「徳さまに離れて片時も生きていようか」との述懐に、縁の下の徳兵衛は、お初の足を押し戴いて感涙にむせびます。
 徳兵衛が隠れていることに、縁の下が死角となる天満屋の中の人々は気付いていません。その場の真相、全体像が見えているのは観客だけです。舞台の視覚的な面白さに加え、言葉を交わすことなしに心を通わせる、お初・徳兵衛の心理描写が秀逸な場面です。

『曽根崎心中』
国立劇場第110回文楽公演 1995(平成7)年2月
「生玉社前の段」豊竹咲大夫・竹澤團七
「天満屋の段」[5]竹本織大夫(現・[9]竹本綱大夫)・鶴澤清治
「天神森の段」[3]豊竹英大夫(お初)・竹本緑大夫(徳兵衛)・[3]野澤喜左衛門・竹澤弥三郎・他
手代徳兵衛:吉田玉男
天満屋お初:[3]吉田簑助
*脚色・作曲=野澤松之輔
*振付=澤村龍之介(天神森の段)

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