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主要作品紹介【そねざきしんじゅう】

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画像

徳兵衛は、おはつの着物に隠れ、縁の下に忍ぶ
「天満屋の段」

あらすじ

 【上の巻】 【中の巻】 【下の巻

 平野屋(ひらのや)の手代(てだい)・徳兵衛(とくべえ)が、親友に金を騙(だま)し取られ、天満屋(てんまや)の遊女・おはつ(現在の文楽では「お初」)と心中に至るいきさつを描いた作品です。

【上の巻】

 大坂三十三所の観音廻り(かんのんめぐり)をしていたおはつは、徳兵衛と生玉神社(いくたまじんじゃ)で偶然出会います。徳兵衛は、平野屋の主人から縁談を勧められたものの、おはつのことを思い断ったこと、既に結婚の支度金2貫目(約320万円)を受け取っていた故郷の継母から、金を取り返してきたことをおはつに語ります。しかし、友人の九平次(くへいじ)に貸したその金が、まだ返されていませんでした。

 ところが、ちょうどその場に来かかった九平次は、借金などしていない、証文(しょうもん)も偽物と徳兵衛を罵(ののし)ります。九平次は、最初から徳兵衛を騙すつもりだったのでした。喧嘩となって人々の前で打ち叩かれ、徳兵衛は面目を失います。
〈生玉社前の段〉

【中の巻】
 夜に入り、徳兵衛が天満屋を訪ねてきます。お初は着物の裾(すそ)で徳兵衛を隠し、縁の下へ導き入れました。そこへ九平次がやって来て、徳兵衛の悪口を言い散らします。お初はさりげなく、しかしはっきりと九平次の不正に抗議します。そして周囲には独り言(ひとりごと)と見せかけて、縁の下の徳兵衛に死の覚悟を問い、共に自害する意志を確かめ合いました。皆が寝静まってから、2人は天満屋を抜け出します。
〈天満屋の段〉
【下の巻】
 2人は曽根崎の天神の森へと向かい、心中を果たすのでした。
 〈天神森の段〉

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