江戸時代に活躍した人形浄瑠璃の作者、近松門左衛門。彼が残した作品は、現在も伝統芸能「文楽」の舞台で目にすることができます。どんな作品を書いた人なのか、その特徴を見てみましょう。

ぶんらくとは

 文楽は、江戸時代にはじまった日本の伝統的な人形芝居です。太夫(たゆう)・三味線(しゃみせん)が演奏する「義太夫節(ぎだゆうぶし)」に合わせ、3人の人形遣いが1体の人形を操作する、高度な舞台芸術です。
 「人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)」などの別称がありますが、文化8年(1811年)からこの人形芝居を上演していた劇場名にちなみ、今日では「文楽」と呼ばれています。

画像『冥途の飛脚』

ちかまつもんざえもんとは

 近松門左衛門は、江戸時代に活躍した人形浄瑠璃の作者です。承応2年(1653年)から享保9年(1724年)までの72年の生涯で、100作以上の浄瑠璃を執筆しました。また、歌舞伎にも優れた作品を残しています。
 近松は、偉大な劇作家として「作者の氏神」と称(たた)えられました。人間性を重視し、現代にも通じる近松の作品は、世界的な評価を受けています。

画像「近松肖像」
(早稲田大学演劇博物館所蔵)

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