能楽[能・狂言]の歴史

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時代タイムライン

戦争は能楽界にも大きな爪あとを残しました。能楽関係者の戦死や抑留、各地の能舞台の焼失などの被害もさることながら、明治以降の能楽の保護者であった財閥・華族の解体も大きな損失となりました。しかし終戦直後から能楽協会を中心に活動を再開し、徐々に活気を取り戻していきます。時代の風潮に合わせ、女流師範も誕生しました。新作能、海外公演、現代演劇との交流など、能楽の可能性を広げる試みや、学生能、全国の学校を廻っての狂言公演など、新しい観客の獲得を目指す活動も続けられています。社会状況により変化を繰り返しながらも600年以上も演じ続けられた能楽は、ユネスコの「無形文化遺産」に登録され、芸能としての歴史的価値が認められた一方、現代にも生きる演劇としてその歩みを続けています。

『王女メディア』に出演した観世寿夫

『王女メディア』に出演した
観世寿夫

国立能楽堂

国立能楽堂

コラム:狂言の歴史(5)

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