狂言はやわかり

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狂言を演じたり、間狂言をつとめる上で、その基盤となるのが、謡、舞、そして語リといった技術です。その習得には、厳しい身体の鍛錬が必要とされます。狂言師は幼い頃より、数十番ある「小舞」を順に覚えながら、これらの技術を学びます。
【謡】謡では、まず、口を大きく開けて大きな声でうたうことを覚え、徐々に腹式呼吸を身につけます。また、調子や節回しなど謡に関する細かな技術も学んでいきます。
【型】舞を学ぶ上で、まず大切なのは、正しい姿勢と基本の型を身につける事です。一見簡単に見える動きも、日常的な動作とは全く異なる緊張感を体の内にはらんだ身体表現であり、一つ一つが身につくまで、練習を重ねます。

▼謡の稽古
修行の初期に習う『土車(つちぐるま)』と、修行が進んでから習う『柴垣(しばがき)』の謡を聞き比べます。
▼型の稽古
修行の初期に習う小舞『盃(さかずき)』を基本形と発展形の2通りに舞います。また、小舞で習った型を狂言に応用する様子を、小舞『七つになる子』と狂言『船渡聟(ふなわたしむこ)』の船をこぐ型で見比べます。

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