動物 登場人物

動物

狂言には動物も登場します。言葉をしゃべり、人間のように二本足で立つこともあります。「もんぱ」という毛皮のぬいぐるみのような衣装を着て面をつけ、鳴き声やしぐさを真似て演じます。狐や猿の面はそれぞれに顔を似せて作られていますが、牛や馬などを演じる場合に用いられる「賢徳(けんとく)」という目のぎょろっとした面は、蟹や魚の精、天狗の手下などに用いられることもあり、どんな動物にも似ていません。

代表曲:『靭猿(うつぼざる)』、『釣狐(つりぎつね)』、『止動方角(しどうほうがく)』

『釣狐』の後シテ[狐]/山本則孝 [撮影:神田佳明]