TOP > 舞台芸術教材で学ぶ > 能楽 > 狂言・能楽の歴史
狂言の衣装(いしょう)は、身分や年齢、職業、性別によって異なるので、衣装を見ればその登場人物の立場や状況が一目瞭然に分かるようになっています。例えば主人に仕える召し使い、太郎冠者(たろうかじゃ)が身につけている衣裳は、当時の庶民の典型的な服装を表しています。とりわけ、ここで取り上げる肩衣という衣裳は、大胆で楽しいデザインが多く、中には背中一面に大きな錨(いかり)や芭蕉の葉、こうもりなどが描かれているものもあります。
青緑地錨ニ錨綱立浪模様肩衣
黒地芭蕉葉模様肩衣
茶地鳥的模様
木賊地蝙蝠模様肩衣
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