狂言はやわかり

狂言とは

狂言は対話を中心としたせりふ劇です。大がかりな舞台装置は一切用いず、言葉やしぐさによってすべてを表現します。狂言の大きな特徴は「笑い」。中世の庶民の日常や説話などを題材に、人間の習性や本質をするどく切り取って、大らかな「笑い」や「おかしみ」にしてしまいます。狂言の典型的なキャラクター「太郎冠者(たろうかじゃ)」を始め、様々な登場人物たちが織りなす物語。そこに描かれているのは現代にいたるまで変わらない、普遍的な人間の姿です。


狂言は中世を通じて、能と交互に同じ舞台で演じられてきました。歌舞を中心とした優美な象徴劇、能に対し、写実的な演技によって、滑稽に人間の姿を描く喜劇、狂言。両者は互いに切っても切り離せない関係を保っています。現在、能と合わせてユネスコの「無形文化遺産」に登録され、歴史的な、また現代に生きる演劇としての価値が、国内外を問わず広く認められています。

登場人物

▲登場人物
代表的なキャラクターを紹介します。

狂言・3つの柱

▲狂言・3つの柱
狂言を支える3つの技術「謡」「舞」「語り」とは?

演技〜写実と様式

▲演技〜写実と様式
狂言の「型(かた)」のいろいろを見てみましょう。

意匠[デザイン]

▲意匠[デザイン]
大胆なデザイン性も狂言の特徴です。

狂言師の修行

▲狂言師の修行
狂言師になるにはどんな修行をするのでしょうか。

間(あい)狂言

▲間(あい)狂言
能の一部として演じられる狂言とは?

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