TOP > 舞台芸術教材で学ぶ > 能楽 > 狂言・能楽の歴史
「謡(うたい)」は、節を付けてうたうもので、狂言の曲中に差しはさまれ、時に愉快な、時に風雅な彩りを添えます。酒宴の場や、商人の売り声、恋を語る場面など、様々な場面に用いられます。謡には、中世・近世にできた歌謡が多く取り入れられており、中でも「小歌(こうた)」[狂言小歌]は、中世の代表的な歌謡の一つを取り入れたものです。ゆったりとしたテンポで、独特の美しい節回しを持ち、「ユリ」という細やかな揺れを付けながらうたわれます。
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