狂言はやわかり

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「舞(まい)」も、謡(うたい)と並んで狂言の大切な表現方法のひとつです。多くは謡とセットで、自分でうたいながら、もしくは他の演者の謡に合わせて舞います。囃子(はやし)に合わせて舞うこともあります。その動きには、長い歴史によって完成された、様式的な美しさ、格調高さがあります。またその一方、動物の真似や、戦の様子の表現など、写実的な所作が含まれることもあります。様々な種類の舞があり、中でも「小舞(こまい)」[狂言小舞]は狂言独特の短い舞で、酒宴の場面などで楽しく舞います。『翁』では、「三番三・三番叟(さんばそう)」という役を担当し、足拍子を中心とした、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う呪術的な舞を舞います。

  • 『三番叟』
  • 『盃』
  • 『三番叟』
  • 『盃』

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