狂言の演目と鑑賞

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太郎冠者は、主人から酒を買って来るように命じられ酒屋に行きますが、その前にたまった酒代を清算しろと言われてしまいます。隙を見て酒樽を持っていきたい冠者は、津島祭(つしままつり)の話を始めます。まず伊勢路で子供が千鳥をかぶせ捕っていたのが面白かったので、その様子を見せようと言い、酒樽を千鳥に見立てて捕る真似をし、持ち去ろうとしますが、酒屋に取り返されます。今度は祭の山鉾(やまぼこ)を引く様子を見せようと言い、山鉾に見立てた酒樽を引く真似をしながら持ち去ろうとしますが、これも制止されます。さらに冠者は、流鏑馬(やぶさめ)を再現して見せると言い、竹杖にまたがって馬に乗る真似をしながら、あたりを走り回り、隙を見て酒樽を持ち上げると、そのまま走って逃げ、酒屋が追い込みます。

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何とか酒を持ち帰りたい太郎冠者が奮闘し、酒屋の気を引くために見せるさまざまな物真似芸が見どころです。千鳥を捕る真似をするところで謡(うた)われる「浜千鳥の友呼ぶ声は、ちりちりや、ちりちり」という節は、「宇治の晒(さらし)」という狂言歌謡の一節で、つい一緒に浮かれてしまいそうな軽快な謡です。さらに山鉾に見立てた酒樽を引くときの「チョウサヤ、ヨウサ」、竹杖の馬にまたがっての「馬場のけ、馬場のけ」といった囃(はや)し言葉は効果的で、楽しい雰囲気とともに中世の風俗を生き生きと伝えてくれます。

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[動画中の詞章/千鳥を捕る様子を教えると言って、太郎冠者が酒樽をくすねようとする場面より]
酒屋「浜千鳥(はんまちどり)の友呼ぶ声は」
太郎冠者「ちりちりやちりちり、ちりちりやちりちり、・・・」

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