作品概要
| 通称 | 娘道成寺 |
|---|---|
| 本名題(ほんなだい) | 京鹿子娘道成寺 (きょうがのこむすめどうじょうじ) |
| 初演年度 | 宝暦3年(1753年) |
| 音楽 | 義太夫・長唄 |
| 題材による分類 | 道成寺物 |
道成寺には、女が逃げる男をどこまでも追ううちに大蛇になり、鐘に隠れた男を鐘ごと焼き尽くしたという伝説があります。その伝説の事件で焼けてなくなってから、道成寺には鐘がありませんでしたが、数百年も経った後に再興されました。男に執着した女の霊は、未だに男を隠した鐘に恨みを持っており、鐘供養の日に道成寺に現れます。女は白拍子の舞を舞い始め、やがて様々な小道具を使った踊りを展開していきます。
この曲の中で最も有名なのはクドキの「恋の手習い」といわれる部分です。「男の人の気持ちがわからない」「一緒になろうと約束したのは嘘なのだろうか」という内容の詞章に、恋に思い悩む乙女心が描かれ、現代にも通じる恋心が伝わってきます。女が蛇の姿になった後、超人的英雄が登場して、女の霊を鎮める(しずめる)「押戻し(おしもどし)」と呼ばれる場面までを上演することもあります。
