歌舞伎舞踊の作品と表現

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『喜撰』の喜撰法師は、『百人一首』に歌を取り上げられた歌人でもあり、宇治山に隠棲(いんせい)していたということのほかは、その作品も伝記もはっきりしていない伝説上の歌人です。その喜撰を江戸時代に置きかえ勝手な想像をして、祇園(ぎおん)の茶汲み女のお梶の元に通う粋なお坊さんとして作り上げたのがこの作品です。「ちょぼくれ」と呼ばれる桜の枝を持った軽妙な踊りや、「悪身(わるみ)」という女の振りを誇張して真似る振りなど、明るく軽いタッチで展開されていきます。

「六歌仙」

『六歌仙』初代尾上辰之助(3代目尾上松緑)の喜撰法師
1985年[昭和60年]10月 国立劇場 第132回歌舞伎公演

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