図録No. | 10065 |
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枚数 | 3枚 |
寸法(mm) | 372×255, 372×255, 370×255 |
場名 |
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版元 | |
絵師 |
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改印 |
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図録分類 | 芝居絵 |
備考1 |
表題「昇朝日鶴五変化」。該当する上演なし。見立かまたは上演予定が中止になったものか。この時期、鶴之助を名乗っていたと考えられるのは、後の[2]坂東彦十郎である。[1]彦十郎の養子で、明治22年(1889)、前名[2]鶴蔵から[2]鶴之助と改名したらしい。明治24年秋からは大坂の舞台にも立ち、変化舞踊を出し物にしているので、こうした絵が描かれる可能性はある。もう一人該当しそうなのが後の[3]尾上多見蔵である。彼は明治初年、一時[5]彦三郎の養子となり、その前名鶴之助を譲られた。後に離縁し、本図の時期は[2]多見蔵の門下となって関西で多見之助を名乗っているが、東京では前名の鶴之助で描かれた可能性もある。そう考える一つの根拠は、この変化舞踊の役々が、[2]多見蔵の長男和市が踊ったもの(図録No10030)と類似していることである。 |
所蔵場所 | 国立劇場 |