0075269-000-001, 0075269-000-002, 0075269-000-003

15109

3枚

390×263, 388×267, 393×263

五渡亭国貞画（ごとていくにさだ） ( [初代] 歌川 国貞([3]豊国) （うたがわ くにさだ（とよくに） ） )

山本屋 平吉（やまもとや へいきち）

見立絵

五渡亭国貞の落款、描かれる役者の活躍期から、文政期頃の制作と考えられる。役者たちはそれぞれの家の替紋や模様の衣服を身につけて描かれており、３代目尾上菊五郎の持つ傘には裏文字で「寺嶋」と書かれてあると見え、『歌舞伎俳優名跡便覧（第4次修正版）』に尾上菊五郎家の寺嶋姓は五代目菊五郎（三代目菊五郎の外孫）から明記されるが、三代目の本名だった可能性がある。本図は役者の実名や実生活を見たい贔屓たちの要望に応える作品として意図的に制作されたと推される。
江戸後期

国立劇場