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 能楽にはシテ方、ワキ方、囃子方、狂言方という4つの役があり、それぞれの役者はその専門分野の役のみを担当します。

 シテ方は、能の主役であるシテのほかツレや子方(こかた)、謡の吟唱部分を斉唱する地謡(じうたい)、シテの装束の乱れを直したり、代役を勤めたりする後見(こうけん)などの役を担当します。シテの役柄は、能の主題によって様々ですが、男女の霊、草木の精、神、鬼、妖怪などの役で登場し、それぞれにふさわしい能面をかけて、舞を舞うのが原則です。

 ワキ方は、能におけるシテの相手役で、ワキ、ワキツレなどの役を担当します。ワキは、神職、僧侶、武士など、常に現実に生きている男性の役で登場し、面をかけることはありません。

 囃子方は、能、狂言において笛、小鼓、大鼓、太鼓の4種類の楽器を演奏し、それぞれの担当ごとに笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方に分かれています。

 狂言方は、能においてはアイ(間)と呼ばれる役を担当します。アイは、シテが中入りで退場している間にゆかりの物語を語ったり、筋の展開に沿って活躍したりします。狂言においては、主役のシテ、脇役のアドなどの役を担当します。

楽器
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