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●鬼・山伏狂言
○「朝比奈(あさいな)」「節分」「神鳴」「蟹山伏」「柿山伏」「蝸牛(かぎゅう)」「髭櫓」「通円(つうえん)」「蛸」など
戯画化、人間化された鬼、行力をうまく使えない山伏といった見掛け倒しの強さを笑う曲や、能の形式を模した曲などがあります。
「髭櫓(ひげやぐら)」は、宮中の行事で大事な役を仰せつかった大髭自慢の男が、自分の言い付けを聞かない妻を追い出したところ、逆に妻が近所の女たちと武器を持って押し寄せてきて、大毛抜きで髭を抜かれてしまうという内容です。能の形式を模した台本・演出により、男が防戦のために髭に櫓をかけるなどの荒唐無稽さが際立っています。
●出家・座頭狂言
○「宗論」「無布施経(ふせないきょう)」「泣尼」「骨皮」「御茶の水」「仏師」「六地蔵」「月見座頭」など
僧侶の無知・貪欲など、主に身のほどを知らない人間の浅ましさを描いた内容です。僧侶のほか新米の僧である新発意(しんぼち)、仏師に化けたすっぱ(詐欺師)、盲人などが主人公です。
●集狂言
○「瓜盗人」「盆山(ぼんさん)」「茶壺」「仁王」「膏薬煉(こうやくねり)」「文山立(ふみやまだち)」「八句連歌」「横座」など
雑狂言ともいい、以上の分類のどれにも属さない演目です。間の抜けた盗人やすっぱが登場するものなどさまざまです。
なお、狂言には習物といって「花子(はなご)」「釣狐」「狸腹鼓」など特に重要な秘曲・大曲があります。
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