ユネスコ無形文化遺産 文楽への誘い An introduction to BUNRAKU

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文楽人形 人形のしくみ

動かすしかけ

(どう)

「肩板(かたいた)」という板と、竹でつくった「胴輪(どうわ)」を紐で繋ぎ、布で繋いだだけの簡素な構造です。肩板の中央には「胴串(どぐし)」を差し込む穴が空けられ、肩の丸みを出すために、乾燥したヘチマが両側に貼り付けられています。肩板に手と足が、それぞれ紐で繋がれます。 
 
 

 

右手は主遣いが動かし、左手は「差金(さしがね)」という棒を使って左遣いが動かします。男の人形では、5本の指が揃って動く「かせ手(かせて)」が使われ、指が別々に動く特別な手を使うときもあります。女の人形では、親指以外の4本の指が揃って動く「もみじ手(もみじて)」が使われます。 
 
 

男の足は、「足金(あしがね)」というかかとの後ろにあるカギ型の金具を持って動かします。場面によって足袋や履物を履かせます。女の人形には足がないのが通例で、着物の裾に指を入れ前へ押し出すように動かすことで、歩いているように見せるのです。