人形のかつらのことを鬘(かずら)といい、その髪型は役に応じたそれぞれの基本の形があります。この基本形をもとに、結髪(けっぱつ)といって役にふさわしい形に結い上げるのが床山(とこやま)と呼ばれる鬘(かずら)担当の人たちの仕事です。また、床山は、結髪だけでなく、銅板の台に毛を植えて鬘そのものも作るのです。毛の材料は主に人毛ですが、髪にボリュームを出すような場合には、ヤク(牛科の動物)のしっぽの毛を利用します。でき上がった鬘は、首(かしら)にかぶせてしっかりと打ちつけます。結髪するときには、首(かしら)を汚さないために油は使わず、水だけで形をととのえなければなりません。

 

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