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時代物

【じだいもの】

【JIDAIMONO】

 
  • 『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の場」4代目中村雀右衛門の戸浪 17代目市村羽左衛門の源蔵 17代目中村勘三郎の松王丸 7代目坂東簔助(9代目坂東三津五郎)の玄蕃 1981年(昭和56年)12月国立劇場(Y_E0100113000149)
 歌舞伎の演目【えんもく】は、内容から大きく2つに分類することができます。時代物と世話物【せわもの】です。
 時代物は江戸時代の庶民【しょみん】からみて、公卿【くぎょう】や武家など遠い過去の世界を題材にして作られています。歴史上の事件や関わった人物の名前が使用されています。しかしあくまでも題材として使っているだけです。例えば、『妹背山婦女庭訓【いもせやまおんなていきん】』では、題材として「大化の改新【たいかのかいしん】」を使用しています。しかし作品の中では、蘇我入鹿【そがのいるか】は人間と鹿【しか】の間に生まれたという設定になっています。この設定は作者の創造です。別の時代物では、織田信長【おだのぶなが】を元にした「小田春永【おだはるなが】」という人物が登場してきます。
 このように時代物は、作者の創造性や当時信じられていた伝説を加え、歴史上の事実をさまざまにアレンジして作られたものなのです。写真は時代物である『菅原伝授手習鑑【すがわらでんじゅてならいかがみ】』の通称「寺子屋【てらこや】」の場面です。

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