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活歴物

【かつれきもの】

【KATSUREKIMONO】

 
  • 『高時』2代目坂東亀蔵(8代目坂東彦三郎)の高時 1974年(昭和49年)9月国立劇場(Y_E0100067000028)
 9代目市川團十郎【いちかわだんじゅうろう】は、歌舞伎をより高尚【こうしょう】な演劇にしようと、演劇改良運動を始めました。その中で明治10年代以降、史実とはかけ離【はな】れた時代物【じだいもの】の内容や演出を改めました。史実を脚色【きゃくしょく】し、衣裳【いしょう】や小道具【こどうぐ】も考証した上でなるべく本物を使うようにしたのです。このようにして新しく作られた作品を、活歴物といいます。活歴という言葉は、「活きた歴史」が略されたものです。9代目團十郎に学者や画家などが協力して活歴物は演じられました。
 しかし観客の評判は悪く、新聞でも批判されました。明治20年代後半になると活歴物が新しく作られることはなくなりました。現在では『高時【たかとき】』をはじめ、ごくわずかな作品が上演されています。

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