トップページに戻る 文化デジタルライブラリー 演目解説 菅原伝授手習鑑
5代目中村吉右衛門 5代目中村歌右衛門が語る桜丸切腹

名人半四郎(5代目)の型だそうですが、桜丸が緋縮緬ひぢりめんの襦袢じゅばんをぬいでねり絹の1枚襦袢となり、イザ腹を切ろうとする時八重がとめるので、それをハネ退けるはずみに前にのめって腹を切る……という手順なのです。もちろん昔のことですから糊紅をぬって情景を添えるわけですが、この前にのめるところが最もかんじんで、これは牛飼いで腹の切り方を知らぬという桜丸の性根を現したやり方で、いかにも名人の工夫した型と思います。

*出典:「演芸画報」 1938年(昭和13年)10月


  菅原伝授手習鑑 > 菅原伝授手習鑑コース > 感動 > 「賀の祝」 > 忠義のための切腹に漂う哀愁 > 5代目中村歌右衛門が語る桜丸切腹 前のページに戻る
(C)2003 Japan Arts Council, All rights reserved