九州・大宰府に流された菅丞相
かんしょうじょう
は、わびしい日々を送ります。都を想う気持ちは強く、ある夜の夢の中で、都に残した愛樹の梅を想い歌を詠みます。
「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」
すると、安楽寺へ行けというお告げが返ってきます。その寺へ白太夫と向かおうとすると、寺の使いと行きあい、丞相の愛する梅が一夜のうちに寺に飛び来たったことを知らせます。丞相の望郷の想いの強さが梅を引き寄せたのです。
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想
京都・北野天満宮蔵