菅家は、代々、書道の家柄です。家伝の筆法を伝授するよう帝からの命を受けた菅丞相
かんしょうじょう
は、自邸にこもり心身を清めようと精進します。筆法を伝授するに値するのは誰か。悩んだ末に、不義のために勘当した武部源蔵
たけべげんぞう
を呼び出し、筆に鈍りがないか確かめます。そして、「伝授は、伝授。勘当は、勘当」として筆法を伝授するのです。丞相は、筆道の奥義を伝えられたことに胸をなでおろします。
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伝
1981年11月 国立劇場 13代目片岡仁左衛門