歌舞伎事典
壇浦兜軍記
通称「阿古屋琴責」の一場面 『壇浦兜軍記』5代目坂東玉三郎の阿古屋 4代目中村梅玉の重忠 5代目片岡我當の岩永 1997年(平成9年)1月国立劇場(Y_E0100202000102)

壇浦兜軍記【だんのうらかぶとぐんき】

 1732年(享保【きょうほう】17年)に大坂の竹本座【たけもとざ】で人形浄瑠璃【にんぎょうじょうるり】の作品として初演され、翌年大坂で歌舞伎に移されました。
 平家の滅亡【めつぼう】後、源氏方に追われる平家の武将悪七兵衛景清【あくしちびょうえかげきよ】とその恋人【こいびと】の遊女阿古屋【あこや】を描【えが】いた作品です。
 歌舞伎で上演されるのは、通称【つうしょう】「阿古屋琴責【ことぜめ】」とよばれる場面です。源氏方の秩父庄司重忠【ちちぶのしょうじしげただ】が、景清の居場所を明かさない阿古屋に琴・三味線【しゃみせん】・胡弓【こきゅう】を弾【ひ】かせます。阿古屋を演じる女方が、舞台【ぶたい】上で実際にこれらの楽器を演奏することで有名な作品です。



<関連項目【かんれんこうもく】>

人形浄瑠璃阿古屋三味線女方景清
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