歌舞伎事典
大紋
誇張された衣裳としての大紋 『仮名手本忠臣蔵』3代目中村歌昇の若狭之助 3代目中村鴈治郎(4代目坂田藤十郎)の師直 2002年(平成14年)11月国立劇場(Y_E0100231076012)

大紋【だいもん】

 江戸時代の武士は位によって礼装【れいそう】の種類が決められていましたが、通常五位に位置する一般大名の礼装として用いられていたのが大紋です。左右の胸などに家紋【かもん】が大きく染め抜【ぬ】かれているのが特徴【とくちょう】で、袴【はかま】は長袴【ながばかま】を履【は】き、烏帽子【えぼし】をかぶります。
 歌舞伎でも大紋は武家の礼装の衣裳【いしょう】として用いられます。実際よりも紋を大きく染め、袖【そで】を長くするなどの誇張【こちょう】がみられ、『暫【しばらく】』の鎌倉権五郎【かまくごんごろう】が着る大紋には特に大胆【だいたん】な誇張が見られます。


<関連項目【かんれんこうもく】>

衣裳鎌倉権五郎
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