歌舞伎事典
時姫
時姫と許婚の三浦之助 『鎌倉三代記』9代目中村福助の時姫 5代目坂東八十助(10代目坂東三津五郎)の三浦之助 1995年(平成7年)1月国立劇場(Y_E0100191000032)

時姫【ときひめ】

 『鎌倉三代記【かまくらさんだいき】』に登場する姫で、親の北条時政【ほうじょうときまさ】を討たなければ婚約者【こんやくしゃ】である三浦之助【みうらのすけ】と結婚【けっこん】できないという、恋【こい】と親への情の板挟【いたばさ】みに苦しむ悲劇的な役です。数多い姫の中でも難役で、『本朝廿四孝【ほんちょうにじゅうしこう】』の八重垣姫【やえがきひめ】、『祇園祭礼信仰記【ぎおんさいれいしんこうき】』の雪姫【ゆきひめ】と合わせて「三姫【さんひめ】」と呼ばれています。
 写真に見られる吹輪【ふきわ】と呼ばれる鬘【かつら】は、姫役の典型的な髪型【かみがた】です。また、姫の多くは赤い振袖【ふりそで】を着ているため「赤姫【あかひめ】」と呼ばれます。


<関連項目【かんれんこうもく】>

雪姫吹輪鎌倉三代記
祇園祭礼信仰記本朝廿四孝八重垣姫
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