歌舞伎事典
菅原伝授手習鑑
「道明寺の場」の菅丞相 『菅原伝授手習鑑』3代目實川延若の覚寿 13代目片岡仁左衛門の菅丞相 5代目坂東玉三郎の苅屋姫 1981年(昭和56年)11月国立劇場(Y_E0100112000171)

菅原伝授手習鑑【すがわらでんじゅてならいかがみ】

 1746年(延享【えんきょう】3年)大坂竹本座【おおさかたけもとざ】で人形浄瑠璃【にんぎょうじょうるり】の作品として初演されました。竹田出雲【たけだいずも】・三好松洛【みよししょうらく】・並木千柳【なみきせんりゅう】の合作です。大好評だったため、同じ年に京都で歌舞伎として演じられました。翌年には江戸の中村座【なかむらざ】で上演されました。『仮名手本忠臣蔵【かなでほんちゅうしんぐら】』や『義経千本桜【よしつねせんぼんざくら】』とともに義太夫狂言【ぎだゆうきょうげん】の代表的な名作です。 平安【へいあん】時代、菅原道真【すがわらのみちざね】が太宰府【だざいふ】に流された事件に伝説を織り交ぜて脚色【きゃくしょく】しています。菅原道真は作品の中では、菅丞相【かんしょうじょう】という役になっています。
 現在でも、「道明寺【どうみょうじ】」、「車引【くるまびき】」、「賀の祝【がのいわい】」、「寺子屋【てらこや】」などの各場がたびたび上演されます。「車引の場」は荒事【あらごと】の演出を取り入れ、歌舞伎らしさのあふれる場面となっています。


<関連項目【かんれんこうもく】>

荒事仮名手本忠臣蔵義太夫狂言竹田出雲
中村座人形浄瑠璃義経千本桜
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