歌舞伎事典
初代坂田藤十郎
初代坂田藤十郎 『鋸くず』(複製)より
東京都中央図書館加賀文庫蔵

坂田藤十郎[初代]【さかたとうじゅうろう】(1647〜1709)
 元禄【げんろく】時代の上方【かみがた】で活躍【かつやく】した立役【たちやく】で、和事【わごと】を完成させた俳優として歴史に名を残しています。1678年(延宝【えんぽう】6年)に演じた『夕霧名残の正月【ゆうぎりなごりのしょうがつ】』の伊左衛門【いざえもん】役は大評判をとり、藤十郎は生涯【しょうがい】にわたって伊左衛門役を演じ続けました。また、近松門左衛門【ちかまつもんざえもん】の作品に多く主演して人気を高め、上方俳優の第一人者となりました。藤十郎が完成させた和事は、上方を中心とした代々の俳優に受け継【つ】がれました。



<関連項目【かんれんこうもく】>

和事藤屋伊左衛門
元禄歌舞伎やつし
近松門左衛門

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