歌舞伎事典
花車方
花車方の代表的な役の一つおえん 『恋飛脚大和往来』片岡孝夫(15代目片岡仁左衛門)の忠兵衛 5代目片岡我童(14代目片岡仁左衛門)のおえん 4代目中村雀右衛門の梅川 1983年(昭和58年)年4月国立劇場(Y_E0100121000021)

花車方【かしゃがた】

 「花車」とは、もともと茶屋などで働く年配の仲居【なかい】をさしました。元禄歌舞伎の頃【ころ】は、女方の役柄【やくがら】は大きく二つに分けられ、「若女方【わかおんながた】」に対し、中年以上の女房【にょうぼう】や老【ふ】け役を「花車方」とよんでいました。現在では老け役のことは「老女方【ふけおやま】」とよび、「花車方」は言葉本来の意味である茶屋の女房の役柄にほぼ限って用いられています。『恋飛脚大和往来【こいびきゃくやまとおうらい・こいのたよりやまとおうらい】』「封印切【ふういんきり】」の「おえん」などを代表的な「花車方」として挙げることができます。



<関連項目【かんれんこうもく】>

元禄歌舞伎役柄若女方
老女方恋飛脚大和往来女方
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